2021年7月オアフ島不動産市況月次レポートを更新しました

 

ハワイは8月に入り、コロナウィルスの新規感染者数は増加傾向にあるものの、依然米国本土からの訪問者数は非常に多い水準にあります。
ハワイ州への訪問者数は2021年6月のデータでは合計約80万人となり、2年前の2019年6月と比較しても約16%減に留まるレベルとなっています。
訪問者属性としては、米国本土の西海岸からが全体の6割以上、3割が米国本土東海岸からとなり、米国内からの訪問者が9割以上の状況です。
日本からの訪問者数は約1,860人と、昨年と比較すると増加傾向がみられていますが(2020年6月の日本からの訪問者数は40人)、2019年と比較して98.5%減の渡航者数となり、大変限定的といえる状況が続いております。

現在のハワイオアフ島マーケットは在庫が非常に少ない状況ながら低金利で買いの需要が旺盛といえます。先月に引き続き高額帯のコンドミニアム物件の市場が活発で戸建マーケットも好調、大変活況な状況が続いております。では早速トピックのご報告です。


2021年7月のオアフ島コンドミニアムの市場動向は、成約件数が671件前年同月比で50%増、コロナ禍以前の2019年と比較しても30%増と件数が増えております。また成約日数の中間値は11日と6月に引き続き過去最短値を更新。物件を売り出してから2週間以内に売れていく、というマーケットになっております。中間価格は$475,000($460,000/2021年6月)と先月からの流れで上昇し、過去最高値を更新。通年の中間値においても上昇を続けております。

戸建マーケットも6月に引き続き堅調で在庫が少ない状況が続いており、「需要が多く早く売れていく」というトレンドは続いております。また中間価格で$992,500と昨年、一昨年と比較しても2割上昇しており、コンドミニアム、戸建ともに中間価格は過去最高を更新しました。

詳細をわかりやすく、ハワイ不動産市況速報の動画で説明しておりますのでぜひご覧下さい。

〜今回のトピック〜

今日のテーマは 「オアフ島不動産過去最高値更新中!ハワイ不動産市況速報2021年7月」です。

2021年7月ハワイ不動産市況は、コンドミニアム、戸建の市場共に過去最高の中間価格値を更新した結果となりました。ホノルル不動産協会の速報レポートを考察し、ハワイ不動産の「最新」市場動向について、成約件数、成約に至る日数、市場物件在庫数、中間価格の推移などの実際のデータを用いて、わかりやすく解説していきます。 コンドミニアム市場も直近2カ月継続して価格上昇傾向を見せており、高級コンドミニアム(約1億円以上)の取引も堅調となった2021年7月の市況要チェックです。

詳細のレポートはこちらからダウンロードください。

データ出典:Honolulu Board of Realtors (ホノルル不動産協会)

         

作成者:大岡 修 Osamu Ooka 
ILC & Swell Realty 国際仲介部門責任者
神奈川県横浜市出身、青山学院大学卒。宅地建物取引士の資格を日米で保有。2006年から某東証一部上場商社にてハワイの高級ブランドレジデンスのセールス・マーケティングに関わり、その後大手高級国際不動産仲介会社のハワイ担当を経て2012年にハワイに移住。新築プロジェクトの販売・企画から、中古物件の仲介、所有後の管理・運用まで、様々な経験と視点から徹底した顧客目線でのアドバイスを提供し続け、多くの顧客から信頼を得ている。現在はILC & Swell Realtyの仲介部門責任者として、ハワイオアフ島ノースショアに在住。趣味はサーフィンと子育てとハワイ不動産。ハワイをこよなく愛している。

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